DS-Lite is not DL-Site

おうちNW,フレッツ光回線なんだけど,巷の評判はPPPoE IPv4は混雑がひどいとのこと.今の所困ってはいないけど,ウェブ業界にいるものとしてIPv6を率先して使わないのもな〜と思って,調べてみた. まずは,NTTとプロバイダ(WakWak)の契約の確認.WakWakの会員ページを見ると,IPv6オプションが有効になっていた.また,後述の通り,IPoEで繋げられたので,フレッツ側も大丈夫だと思って良さそう. ルーターASUS RT-AC65U)は,当然IPoE接続ができる.設定画面ではIPoEの項目の代わりに,FLET’S V6SERVICEのような名称になっていたので,ちょっと迷ったが. https://ipv6test.google.com/http://ipv6-test.com/ で見たところOKだった.

こんな感じで,対応しているサービスであれば問題なくIPv4, v6両方とも使える.2010年代も終わりの頃だけど,GoogleNetflixぐらいしかぱっと見では恩恵がなさそう.

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さらに一部の機器はいまだに対応していない.PS4もその一つらしい.肝心のNetflixで使えない様子だった. そこで IPv4 over IPv6,つまり全てのトラフィックIPv6ネットワークで流すことで対応することが解決となる. IIJのページ http://techlog.iij.ad.jp/archives/1254 を見ると,過渡期のための技術らしい. 上記の画像の左下にある通り,NTT系の場合はTransix(DS-Lite)という方式が使える.

が,この技術,対応しているルーターは依然少なく,ASUSのものは対応していないらしい. 設定画面にそれっぽい項目があったのに,と思ったら,それらは “IPv6 over IPv4” 系の技術らしい.なんてこった.

もしPS4やその他の非対応機器で不都合が出てきたら,ルーターを買い換えないとな〜ということがわかって有益だった.